CD

大塚啓子
昼の幻、夜の夢〜日本を歌う
DISC CLASSICA JAPAN 2005

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ディスククラシカ 
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大塚啓子 ニューアルバム
まあるいよろこび

ヤマハ銀座店
(2010年2月まで仮店舗にて営業)
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山野楽器(横浜そごう)
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私は、子どもが成人して後、改めて出発したソプラノ歌手です。CDのリリースは「いつかきっと」の夢でした。しかし従姉妹が雪山で突然旅立つという出来事に遭遇し、「いつか」とは自分で決めるのだと覚りました。
音楽は時間芸術と言われます。
その音楽を通して過ぎ去ったなつかしい時間を抱きとめたいと思いました。
今回録音した日本の歌はいわゆる愛唱歌のようなものではなく一般の方にはなじみが薄いと思います。でも、歌の中には、日本の詩人と作曲家が織りなす嫋やかな時の流れがあります。
煮物の匂いが流れる夕暮れ、蝋石遊び・・・、現代の前のめりの日常の中でぜひ耳を傾けてもらいたい歌の数々を沢山の人々に知っていただきたいのです。
ボーナストラックに収録の「まあるいよろこび」は、2004年にヤンゴンのシュダゴンパゴダで私に宿った歌です。       
                大塚啓子

『まあるいよろこび』
〜ミャンマーで生まれ日本で育つ歌〜

この歌は2004年3月ヤンゴン(ミャンマー)のシュエダゴン・パゴダで作詞、4月に神奈川の自宅で作曲したものです。
私にとって「まあるいよろこび」は「慈愛( ビルマ語で『ミッター』)」の歌。
2004年のチャリティーコンサート(新潟県中越地震救援)以来「まあるいよろこび」は現在に至るまで私のチャリティーコンサートの背骨です心の中で密かに『蟻の涙一滴プロジェクト』と名付け続けている小さな市井のチャリティーコンサート。今年は地元のショッピングセンターの階段脇で行いました。 お買い物客の浄財は日本赤十字社を通して「スマトラ地震救援」に届けました。

私に、ささやかな能力があるとすれば
「歌と言葉」。
その力で社会と繋がりたいのです。
 「まあるいよろこび」は東南アジアのパゴダ(仏塔)で作為なく自然に生まれた歌。 自分が作詞作曲するなど今まで考えた事もありませんでした。しかし、今では必然だった気もしています。 2008年には、女声三部、混声四部の「まあるいよろこび」合唱譜も作成しました。「まあるいよろこび」を歌い育て千の種を蒔いて、一粒でも優しい芽が出ればと願っています。

今回のアルバムで収録した「まあるいよろこび」を初めとする全ての歌は、体の芯から人生を愛したいと願いながらレコーディングしました。 聴き終えた後、皆様の顔に微笑みが浮かぶようなアルバムになったと思っています。
ミッター(慈愛)を伝える歌として沢山の方々に歌って頂ける日を信じて‥演奏や出版の道を暗中模索しています。

                大塚啓子拝

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